saya(@s_v38)です。
移住先検討する上で知っておきたいと思った自治体情報をピックアップしてまとめていこうというシリーズをお届けしています。
その他のシリーズ記事は以下から
今回お送りするのは滋賀県の県庁所在地、大津市です!
大津市ってどんなところ?
地域性
大津市は湖南地域になります。
滋賀県の南西に位置し、合併によって南北に長い市となっています。
大津市は、比良の山並みや白砂青松の湖畔に代表される自然の魅力と、県都として培われてきた都市の活力、豊かな歴史と文化に彩られた恵み豊かな都市です。
一方、京都市に隣接しており、JR京都駅から約10分(大津駅・大津京駅)とアクセスも大変よく、京阪神からもお気軽にお越しいただけます。
引用:http://www.pref.shiga.lg.jp/b/shichoson/iju/introduction/otsu.html
大津市と聞くと、県庁周辺の賑わいのある市街地を連想するのですが、市町村合併により幅広い地域が大津市となりましたので、北部や南部エリアにある自然豊かな地域も含まれています。
面積が広いので地域ごとに特色があります!
北部にある葛川(かつらがわ)地区は本当に山と川の近い地域。
JR湖西線の駅から車で15分程走れば着くというのも魅力的です。
以前葛川地区を訪れたときのレポートはこちら
葛川地区は葛川村づくり協議会という団体の皆さんが移住促進に力を入れていらっしゃいます。
大津市最北端に位置する葛川は、豊かな自然に恵まれ、風光明媚な地区で林業により栄えておりましたが、ここ数年は、毎年10人程の人口が流出し、現在人口が約250人の地区になっています。
そこで、危機感を持った若手有志が5年前に「葛川村づくり協議会」を立ち上げられ、現在23人で地域活性化に向けた活動をされています。
協議会では、定住促進の具体的な取り組みとして、都会では味わえない活き活きとした生活に興味をお持ちの方々への情報提供や、協議会役員及び先輩移住者等による、暮らしのサポート活動などを行っています。
これらと併せて、協議会では移住希望者への空き家の紹介を行っており、これまでに4件が成約に至っています。現在も入居募集中の物件があり、さらなる移住希望者を募っておられる状況です。
今後の取り組みとして、移住体験や家族留学といったことも検討しておられます。
引用:http://www.city.otsu.lg.jp/soshiki/035/1318/g/1497576343356.html#a4
葛川地域の紹介ページがあります。
移住者インタビューはこちらから!
交通
大津市はJR琵琶湖線、湖西線と京阪電車が通っています。
引用:http://www.otsu.or.jp/access
中部エリアの市街地の周辺に暮らしていれば車がなくても生活できるかもしれません。
ただ、北部エリアはJR湖西線のみしか通っていない地域もあります。
また、琵琶湖周辺しか電車が通っていないので大津市の北西側の山の方はバスや車しかありません。
同様に南部エリアも電車は走っていませんので、車が必須の地域もあります。
防災
大津市は「MyTownおおつ」のサイトに防災マップがあります。
土砂災害ハザードマップ、活断層分布、震度予測、液状化予測のマップを公開されています。
学区ごとの詳細な防災カルテもあります。
既にここに住みたい!という希望の地域がある方は参考にされると自然災害のリスクを確認することができます。
子育て・教育
医療費の補助
就学前の子供は医療費のうち、 保険診療の自己負担分(2割分)を全額助成して下さいます。
また、小学生の子供は医療費のうち、保険診療の自己負担分(3割分)の一部を助成します。
区分 | 自己負担金 | 備考 |
---|---|---|
入院 | 1日当たり1,000円 | 1医療機関ごとに1ヶ月につき14,000円を限度。 ただし同一病院であっても歯科は別計算します。 |
通院 | 1診療報酬明細書当たり500円 | ただし同一病院であっても歯科は別計算します。 院外調剤薬局については、自己負担金不要です。 |
参考:http://www.city.otsu.lg.jp/kosodate/teate/iryohi/1388980576076.html
http://www.city.otsu.lg.jp/kosodate/teate/iryohi/1388984417660.html
子供が小さいころは何かと医療機関にお世話になるもの。助成があると有難いですよね。
保育園の待機児童数
2018年度は残念ながら待機児童が発生しました。
大津市は19日、1日時点で認可保育施設に入れなかった待機児童が58人いたと発表した。2015年度から3年連続で待機児童数はゼロを続けていたが、保育士不足などが影響した。越直美市長は同日、緊急事態宣言を出し、施設整備などを急ぐ考えを示した。
(略)
市は19日に「待機児童緊急事態宣言」を出し、早急に対策プロジェクトを立ち上げ、施設整備などを進めるという。越市長は「政策の優先順位は施設と保育士の確保。具体的な対策を考えたい」と話した。(山中由睦)
引用:https://www.asahi.com/articles/ASL4M571RL4MPTJB00Q.html
おそらくは、通勤にも便利なJR沿いの市街地で待機児童が発生しているのではないかと思います。
今後の対策に期待です!
大津市の父子手帳
「母子手帳」ならぬ「父子手帳」も配布されています。
育児情報のみならず、お母さん、お父さんの間で交換日記ができるようになっています。
父親の育児参加を後押ししてくれる心強い味方ですね!
引用:http://www.city.otsu.lg.jp/kosodate/shi_so/shien/1487116817177.html
小規模特認校として市内から誰でも通える小学校も
葛川小中学校が2018年より小規模特認校として、遠方からでも通えるようになりました。
※「小規模特認校」とは、少人数での教育の良さを生かし、きめ細かな指導や特色ある教育を行う特別な学校であり、一定条件のもと、大津市内どこからでも就学を認める制度です。
移住までは躊躇してしまうけれども、子供はのびのびとした自然の中で学ばせたいというご家族にとって、一つの選択肢になるのではないでしょうか?
こちらのサイトにあるチラシも分かりやすかったです。
人数が少なく先生の目が行き届いて、きめ細やかな指導をしてもらえるのが魅力的ですよね。
その他
インターネット環境
検索してもみつからず…市街地は大丈夫だと思いますが山間部はどうでしょう?
2016年時点では葛川地区には光回線は整備されていないとのことでした。
おすすめサイト
自治体発信サイト
●大津市公式サイト
facebookやInstagramなど各種SNSでの情報発信もされています。
民間団体発信サイト
●びわこ大津トラベルガイド
ゆるっとしたキャラクターおおつ光ルくんが案内してくれるサイト。
おすすめツアーに行ってみたい!
今どんなイベントが大津市で開催されているかという情報も載っています。
まとめ
大津市は県庁所在地ですので市街地ばかりかと思いきや、自然豊かな場所もたくさんあります。
交通の便は悪いけれども環境の良い地域、そこそこ自然もあって交通も充実している地域など自分の生活にあった地域を探すことができそうですね。
まずは気になる地域に行ってみよう~!