東日本大震災、大阪北部地震で2度帰宅困難になったsaya(@s_v38)です。
私は東京に住んでいた時、東京で東日本大震災を経験し、都内の電車が止まったことで帰宅困難者となりました。
あのときは平日午後だったということで会社で仕事をしていた時間帯。
まだ独身だったので、自分1人がどうにかすれば良かったということもあり、その日は会社にいさせてもらい深夜の居酒屋に繰り出したりして、翌朝電車が動くようになってから帰宅することができました。
非常事態でしたが気楽なもんでした!
現在、京都に引越してから、大阪まで電車で通勤しています。
今は結婚もして子供2人が保育園に通っています。
2018年6月に発生した大阪北部地震は電車通勤中に発生し、電車内に2時間弱閉じ込められ、徒歩で帰宅することとなりました。
初めての徒歩帰宅はなかなか大変でした。
2度の帰宅困難の経験から、常日頃から備えておきたいこと、おすすめのかばんの中身をお伝えします!
①かばんの中身を整えよう
- モバイルバッテリー
- 水筒に飲み物を
- ちょっとしたお菓子
- 晴雨兼用の折りたたみ傘
②歩きやすいくつを履こう
③子連れで帰宅困難になったときのことをシミュレーションしよう
電車通勤時に大地震にあった私がどうなったか
大阪北部地震が発生したころ、私は京都から大阪へ行くJRに乗っていました。
電車の中は座席がすべてうまり、立っている人が多少余裕をもって並んでいるぐらい。
緊急地震速報が鳴るなか、地震を検知した電車は急停車しました。
その後は電車や線路の安全の確認が取れるまでドアも開かずずっと停車していました。
時間にして2時間ほどです。
電車に閉じ込められてそろそろ1時間半…そろそろ喉かわいたなー飲み物とバッテリー充電派持ち歩かなあかんなー。周りにちっちゃい子いるけど大人しく待っててえらいなー
— さや(saya)@デザインや (@s_v38) June 18, 2018
私が乗っていた電車は、椅子に座れはしませんがすし詰めではないですし、床に座ろうと思えば座れるレベルの人混みだったので2時間閉じ込められていましたが、それほど辛いという状況ではありませんでした。
もし、都心のあの通勤ラッシュの電車に閉じ込められたとしたら…。
マジでうんざりですわ…
安全確認の後、2時間立ちっぱなしだった電車から降りることができました。
電車内で待機してもいいとのアナウンスもありましたが、これは当分動かないなと思い、私は近くの駅まで移動しました。
家と会社までの距離を比べると家に近かったので帰宅することに決めました。
会社に行けたとしても結局さらに帰宅困難になる可能性もありますからね。
タクシーか、バスを乗り継いで家まで帰れるかなと駅前のバスロータリーでひたすら待ちましたがタクシーは全然こないし、バスは本数が少なく、来ても既に人がいっぱいで乗れる余裕がない!
東日本大震災の経験もあるので徒歩帰宅も考慮に入れ始めました。
このとき、本当に良かったなと思ったのが、夫がまだ出勤しておらず、家で待機しててくれたこと。
京都市内は普通に公共交通機関が動いていることを教えてもらったり、最悪家に帰り着くのが遅くなっても子供たちのお迎えをお願いできる状況でした。
わが家には車がないのですが、京都市内にある実家から車で迎えにきてもらうことも考えたのですが、、道路がどんどん混み始めてきており、車で来てもらうのも来てもらってから帰るのも大変なことになりそうだったので、諦めました。
本当にその車で移動することは必要なのか考える必要はあると思います。
京都市近くまで行けばバスも走っているし、タクシーも捕まるだろうと思い、歩くことを決意。
地震が発生した日が6月のうす曇りの日で、暑すぎす、雨も降らず、歩きやすい天気だったのが本当に良かったです。
その時はいていた靴も歩きやすいスニーカータイプ。
お弁当を持っていたので食料も確保できていました。
なんとか休み休み、5時間かかって京都市内まで歩き、ようやくタクシーをみつけることができ家に帰り着くことができました。
一緒の方向に歩いているおじさま方と喋りながら歩いたり、過去所属していたオンラインサロンのメンバーの皆様にLINEで励ましていただいたりしながら歩き切ったという感じでした。
その節はありがとうございました!
通勤時のかばんの中身と靴を見直しました
人生初めての12キロ徒歩帰宅をして感じたのは常日頃からかばんの中を整えておくことの重要性と靴!!
今日の地震で、2時間弱ほど電車から出られず、休憩含めて5時間くらいかけて12キロを歩き、タクシーを拾って帰って思ったこと。
①外出するときはモバイルバッテリー、飲み物、ちょっとしたお菓子を鞄に入れておくこと
②できたら歩きやすい靴、動きやすい鞄(リュック等)で出かけること→続く
— さや(saya)@デザインや (@s_v38) June 18, 2018
③日傘兼用の折りたたみ傘を持っておくこと(雨が降ったときでも日差しが強いときでも使える)
④グーグルマップで見て「歩けそう!」と思っても実際はアップダウンがあってキツかったり、歩道が狭すぎて車が危なかったりすること→続く
— さや(saya)@デザインや (@s_v38) June 18, 2018
⑤一帯の電車が全て止まったら道路が混んでくるのでタクシーもバスも時間差でほとんどダメになること
⑥大人1人でも大変なのに子連れだったらどうすればいいかシミュレーションしておいた方がいいこと
— さや(saya)@デザインや (@s_v38) June 18, 2018
モバイルバッテリー
電車を降りて真っ先に探したのがコンビニ。
そこでモバイルバッテリーを購入しました。
家族との連絡、自宅までの道のりの検索、なんでもスマホが必需品なので、充電がなくなったら死活問題!
地震後、モバイルバッテリーは常に持ち歩くようになりました。
電車通勤で持ち歩くなら軽さと小ささを重視したものがおすすめです。
iPhoneもアンドロイド端末も充電可能です。
ケーブルが内蔵されたものなら別にケーブルを用意する必要もないので持ち運びが簡単です!
飲み物
外にいればどこでも飲み物を買えますが、電車に閉じ込められたときなどはすぐに手に入れることができません。
遠出するときは家で水筒に飲み物を入れ、持ち歩くようにしています。
水分があればなんとか生きていける!
細身でかばんに入れやすいものを持っています。
部品が少なくて洗いやすいのもポイント高いです!
ちょっとしたお菓子
これも電車に閉じ込められたときにあると心強いです。
お腹がすくと元気も出ませんしね。
かばんからあめちゃんが出てくる関西のおばちゃんスタイルです。おばちゃん、めっちゃ合理的!
晴雨兼用のおりたたみ傘
歩いているときに雨が降ってきたとき、日差しが強く暑くてしんどいときなど、かばんに入っているととても便利です。
1本で雨の日も晴れの日も使えて、かばんに入ってもかさばらない、晴雨兼用折りたたみ傘がいいですよ!
歩きやすい靴
通勤スタイルとして革靴やパンプス、ヒールを履いている方はいると思いますが、長時間歩くには向いていませんよね。
私は通勤はスニーカーと決めてしまいました。
どうしてもきちっとした格好が必要な場合は職場についてから履き替えられるように置き靴をするのをおすすめします!
スニーカー通勤専門店なんていう特集もしていますよ~。
通勤に最適なスニーカーがたくさん出ています!
子連れで帰宅困難になったときのシミュレーションが必要
今回は大人一人で帰宅困難になったのでどうとでもなったと言えますが、子供が一緒だったらどうしようか、シミュレーションしておく必要があると痛感しました。
以下のポイントを考えておいたほうがいいかなと思います。
- 歩くのは無理なので電車が動くまでどう過ごすか
(最高一晩は動かないと思ったほうがいいです) - 電車に閉じ込められたり一晩家に帰れないことを想定してどんな荷物をそろえておけばいいか
私がシミュレーションしてみたのはこんな感じ。
1.歩くのは無理なので電車が動くまでどう過ごすか
子連れで歩いて帰るということは考えず、電車が動くまで座って待てるような室内の場所、トイレや食べ物が用意されているところに移動する。
できたら早めにホテルを確保。
なければ飲食店やカラオケボックスに入っておく。
2.電車に閉じ込められたり一晩家に帰れないことを想定してどんな荷物をそろえておけばいいか
子ども用のお菓子や飲み物、携帯用抱っこひもは常にかばんに入れる。
家族それぞれで状況が違うかもしれません。
お子さんがいらっしゃるかた、一度シミュレーションしてみてくださいね。
電車通勤しないですむならしたくない
うすうす感じていたリスクですが、今回の地震で顕在化。
平日日中に近畿で地震が発生してしまった場合、最低一晩は私も夫も家に帰れないとみた方がいい。つまり子どもたちのお迎えに行けない。実家が保育園から近いので迎えに来て行ってもらうことはできます。職住近接って大事ね…。— さや(saya)@デザインや (@s_v38) June 18, 2018
今回の地震で家族がてんでばらばらのところにいるというのはとてもリスクがあるなあということを実感しました。
今、平日日中は私が大阪、夫は滋賀、子供たちは京都と分かれて過ごしています。
災害あれば電車はすぐに止まりますし、再開まで時間がかなりかかります。
わが家は実家が家に近いので頼れるときはもちろん頼りますが、実家の家族も遠出しているかもしれませんし被災している可能性もありますよね。
何かあったときにすぐに家族に会いに行けるような距離にいるのって大切だなと思いました。
長距離電車通勤の大きなデメリットを痛感することになりました。
在宅勤務したいなあ。それか転職か…。
まとめ
帰宅困難になる前から準備しておきたいことをまとめました。
①かばんの中身を整えよう
- モバイルバッテリー
- 水筒に飲み物を
- ちょっとしたお菓子
- 晴雨兼用の折りたたみ傘
②歩きやすいくつを履こう
③子連れで帰宅困難になったときのことをシミュレーションしよう
地震だけではなく、どんな災害で帰宅できなくなるか分からないです。
よく言われていますが、日頃からの備えは大切ですので、一度ご家族で話し合ってみてくださいね!